過去のあの人の言動や行動が、とてもネガティヴに感じられるとき

 

いつも意識の中にいる人なのに、

直接会って話せない関係って、

 

人間の脳にはなかなか良く無いことが起こるようで。

 

相手をリアルな人間、

自分と同じように心と身体を持って生活を営んでいる存在だと、感じにくくなるんですよね。

 

相手のことを思い出してみても、

それは過去の相手であって、

脳が色んな情報を濾過してるせいで

 

「あんなこというヤツ」

「こんな雰囲気の人」

 

というように、

どんどんキャラクタライズされてるのです。

 

 

本当は相手が目の前にいるときって、声色、表情、しぐさの全てを繊細に感じ取り、ものすごい量の情報に触れてるはずなんだけど、

 

小さい脳は、

過去の体験はみんな、漫画や絵本みたいに、

筋書きやキャラ設定というものを構築して、単純化させて格納してしまう。

 

 

 

だから、相手がリアルに感じられなくなる。

あらすじだけ読んでも、物語の本当の旨みが全く消え去ってしまうように、

私たちは脳によって、その人との関係の味わいを全く失ってしまう。

 

 

もっとひどいのは、

相手をリアルに感じられないという感覚さえ失い、

頭の中で作り上げた、

実物とは全く別物のキャラクター化されたその人と向き合い、感情をかき乱されること。

 

対人恐怖症や、あと恋愛がうまくいかない人っていうのは、

脳が起こしている〝キャラクタライズ化〟に気づくといいと思う。

 

相手はちゃんと人間で、呼吸しながら、

色んなものを見て、色んなもの食べては味わって、

いろいろ考えては四苦八苦しながら生きてるし

 

人と向き合うのに難しさを感じてるかもしれないし、

その人はその人で、頭の中で作ってしまった、

物語の檻にとらわれてるかもしれない。

 

 

 

お互いほんとはそのとき、何の気なしにふわっと生きてたのに、

なんだかひどく因果の強いストーリーにすり替える。

 

 

だから、歪めた記憶は捨てて良い。

今は会えないその人が、

もっともっと、自由に羽ばたくように生きていることを信じて良い。

過去の二人のあれこれが、

今の二人に何の影響もしないんだと思ってもオッケー。

 

記憶をちょっと捨ててみたら、

本当のところ、

その人とは案外うまくいってるのかもしれないですよ。

 

Lily